恋椿

 
 
キミの瞳 見つめるほど
胸が痛くなるのは 切なすぎたから
心の奥に 消えない言葉を 誰もが持っている
 
このまま傍で 抱きしめて欲しい
眠りにつくまで いつまでも手を握り締め
この瞬間が 色褪せることのない永遠と信じて
 
月の光が 儚くて脆い
消えそうな想い出は 優しく導く
 
一人きりでは 哀し過ぎるから
どうか届けて 二人だけの 春の風を
 
キミがいれば 眠れない夜も
声を聴けば 逢えない未来も歩けると
ささやかだけど 大切な事を キミが教えてくれた
 
哀しそうな 涙を見るたびに
壊れそうで だから不安になるけれど
心の扉を開けるから 抱きしめた 淡い恋
 
白い夜空には物憂げな星が
そっと静かに ただ祈っている 優しく
 
触れ合う指先 交わすくちづけも
消せない春の風に包まれ 時が止まる
 
忘れたくないキミの笑顔
忘れる事のない キスと涙と寂しさを
心の奥に 消えない自分を 誰もが持っている
 
このまま傍で 抱きしめて欲しい
眠りにつくまで いつまでも手を握り締め
この瞬間が 色褪せることのない永遠と信じて
 
人はどうして愛するのだろう?
人はどうして苦しみ、愛し合うのだろう?
他人の言葉じゃない、心が感じる真実が全て
 
強くなりたいけど、誰も強くはなくて
弱さのなかに人は強さと、優しさを
誰かの為、自分の為じゃなく 捧げて歌うから
 
恋心 キミだけに… 春の風に想う
 
キミが好きだよ、声にならないけれど、キミが好きだよ
何度この声、嗄らそうとも
伝えたい 切ない恋椿 この胸に抱きしめ