銀木犀

 

 
あたたかい場所 大事なもの
すべてを守ってたいのに
いま 気付いてしまったの
戻れない 私だけの恋
 
「いつまでもこのままいれたらいいね」と
無邪気に願った 眩しい季節は過ぎて
きっとあの思い出は 見上げてる空に
描くキミの顔 変えて 走り去った
 
背を向けて ホントは見てる
笑い声は あのコの隣り
 
誰も知らない キミといると
こんなに嬉しくなること
胸の奥に隠してる 一番の宝物
 
言葉にして 伝えなくちゃ
ねぇ、キミは気付かないから
ずっと素直じゃないまま
いつまでも 傍にいさせて
 
あの日 はしゃぎながら みんなと歩いた
陽のあたる海岸はいつか途切れて
 
傷つくのが怖いなんて
言い訳して 逃げてきたけど
 
あたたかい場所 大事なもの
すべてを守ってたいのに
「友達のままでいい」と呟いた瞬間
 
涙がひとつ 零れ落ちて
迷いを流してゆくから
いま 気付いてしまったの
戻れない 私だけの恋
 
かすかな香り 届いているの?
嘘のうしろに 小さな白い花
 
誰も知らない キミといると
こんなに嬉しくなること
胸の奥に隠してる 一番の宝物
 
言葉にして 伝えたなら・・・
叶わない願いでいいよ
少しずつ でも確かに
流れてゆく キミのもとへ